私の借金返済人生が、まさかの漫画になりました。
現在連載中です!
毎週土曜日 21時35分 続話連載
家計簿をつける前までは、何も考えずにお金を使ってました。
いつも頑張ってるし、これぐらいいいや。
余計な買い物をして気付くと、借金を作っていました。
借金を返済する為に、カードの支払いをする為に、新しい借金をする。
繰り返して、どうにもこうにもならない借金の額になってしまいました。
借金をして初めて節約を考えるようになり、余計な物は買わずに手作りするようにしました。
クリスマスケーキに誕生日ケーキ、その時のご馳走。
それまでは当たり前に買って、過ごしていました。
少しぐらい高くても、せっかくだし。
1年に数回の事だから、豪華にしたいし。
こんな考えで買い物をしたのも、借金を作ってしまった原因の1つです。
でも借金をしてこれが出来なくなり、節約の為にケーキを買わずに初めて作ろうと思った時。
私はもともと、料理が好きでも嫌いでもありませんでした。
家族が食べるから主婦として作る、役割で作っていました。
なので料理を楽しいと思ったことはありませんし、作りたいと思って作っていた訳ではありませんでした。
なので初めてケーキを作ろうとしたとき、めんどくさいと思いながらもレシピをみて一生懸命作って、子供達にも手伝ってもらって。
そしたら子供達が楽しそうに、生地を混ぜたり、私が作るのをキッチンでずっと見ていたりしてました。
ずっとキッチンで子供達が料理を見ていたのは、たぶんあれが初めてだったと思います。
ケーキってこうやって作るんだね!サラサラの粉がふわふわになるの、魔法みたい。
子供達が小さなエプロンをつけて、粉まみれになって。
私のエプロンも粉まみれで、でも何だかそれがおかしくて笑いながらケーキを焼いたのを覚えてます。
何となく形が出来て、不格好だけど美味しいケーキになりました。
美味しいという事も言ってくれましたが、子供達はケーキを作るという工程がすごく楽しかったようでした。
クリスマスの後も、サンタさんからもらったプレゼントより作ったケーキの話しを、ずっとしてました。
お店で買った綺麗で美味しいケーキより、自分たちで作ったというのが子供は嬉しんだ。
私は初めて気が付きました。
何でこんな大切な事に、今まで気づかなかったんだろう。
美味しい物を食べさせたい、という気持ちはありました。
でも一緒に作るのを楽しむという考えは、全くありませんでした。
私は母と一緒に、料理を作った記憶はありません。
母は専業主婦で、私とは違い主婦業完璧な人です。
料理も完璧でお弁当もいつも綺麗で、私が何かにつけて作らずに買っていたのは、母のようになれない自分へのあてつけだったのかもしれません。
完璧な母のように作れないから、それだったら買おう。
そこまで考えた事はありませんでしたが、どうせ私は主婦業が上手くないから、と思っていたふしはあります。
それまでは母親としての役割だけで料理を作っていましたが、それからは子供達と楽しめるようにと、考えだしました。
卵を割ってもらったり、割れないお皿を洗ってもらったり。
子供達に参加をしてもらうようになって、料理が楽しくなりました。
それまで当然のように買っていたお菓子を減らし、ホットケーキミックスでお菓子を作るようになりました。
子供達も小さなエプロンをつけて、手伝ってくれます。
そのおかげで今は市販のお菓子はあまり買わず、手作りのお菓子を作り支出を減らす事が出来るようになりました。
以前の私だったら、仕方なく嫌々、支出を減らさないといけないから、お菓子を作っていたと思います。
でも今は嫌々ではなくて、子供達に手伝ってもらいながら、週末にお菓子の作り置きを作っています。
借金をして辛い事が多いですが、これは借金をしたから気付けました。
私は大切な物に気付かずに、母親として用意すればいいとだけ思っていた気がします。
それも自分で作らずに、豪華で身の為に合わない物。
借金をして自分を責めて、後悔してしんどい事ばかりですが、子供達に励まされて頑張れてます。
私が気付かなかったものに、気付かせてくれたのは子供達です。
1日でも早く借金を完済して、子供達の為にお金が使えるようになりたいです。
そして子供達が大きくなったら、子供達のおかげで料理作りとお菓子作りが好きになったという事を説明してお礼が言いたいです。
子供達の為に、頑張ります。