レタスクラブWEB連載
私の借金人生「夫に内緒で借金300万」が、電子書籍化されました!
ブログを読んで下さる皆さま、インスタのフォロワーさんのおかげで電子書籍化出来ました。いつも読んで頂ける事、感謝の気持ちでいっぱいです!
描き下ろし40P以上収録してます!
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最近実家の事を考えて、心がもやもやして落ち込んで。
鬱の母の事も気になって。
私が病気になった時も、特に心配してくれなかった母ですが、、、私は気になります。
子供だからでしょうか、、、
父とはあれからやり取りが続いているので、母の様子を聞いてみたら、やはり調子がいい時は動けるけど、悪い時は動けないそうです。
いつもてきぱき動いていた母のイメージしかないので、一日中横になってばかりの母の想像がつきません。
気になってイライラしたり、落ち込んだり。
精神的によくないと思って、主人に相談して日帰りで帰省する事にしました。
帰省と言っても、顔をみて帰ってくるだけです。
私の実家は県外にあって、新幹線に乗れば距離はそこまでありません。
主人が早帰りの日に早朝から新幹線に乗り、夜帰ってくる事にしました。
主人が早帰りの日は、子供達が学校から帰ってくる時間に間に合うので、おやつを用意して夜ご飯の準備をしていきました。
両親にはいくと伝えずに、黙って向かいました。
一応お土産を買って、父が仕事の休みの日に帰省しました。
随分実家には帰ってなかったですし、そもそも結婚した後、私1人で帰省したことはありませんでした。
子供や主人が必ずいましたので、1人で帰省するのは数十年ぶりです。
インターフォンを押すと父の声、帰省したことを伝えドアを開けてもらいました。
私が子供の頃は、父がインターフォンに出た姿なんて見た事ありませんでした。
いつもインターフォンには母が出てましたし、電話がかかって来ても母が出てました。
父はいつも新聞を読んだり、椅子に座っていたりして動かずに全て母に任せていました。
父はすごく驚いていて、私は父を見て驚きました。
そして家の中に入り、母にも驚きました。
私が帰省した日、母は動けない日でした。
家の中はぐちゃぐちゃというか、整理整頓されてなくて乱れていました。
前回会った時より、父は随分老けていました。
そして母は布団の中にいて、ぼーっと外を眺めていましたが、別人のように老けていました。
白髪交じりでぼさぼさの髪で、目はうつろでした。
これがあの母?信じられませんでした。
というかショックでした。
いつも小綺麗にしていて、私と違って活発に動いてテキパキな母。
でも昔の母ではありませんでした。
私を見ると久しぶりとだけ言って、寝てました。
うろたえる私に父は、調子が悪い日はこうやってずっと横になって寝ている事を説明してくれました。
父から聞いてはいましたが、ここまでとは思いませんでした。
父は借金を返済する為に、以前より仕事を増やして家を空ける時間が増えたそうです。
そのせいで家事をする時間も減り、家の整理整頓が中々出来ないと言ってました。
母は調子がいい時は以前の母になりますが、調子が悪い時は何もせず横になっているそうです。
食事もとらないので、母の調子が悪い時は父は仕事を休む事もあるそうです。
父の話しを聞きながら、年取った父の姿を見て、母の姿を見て涙が止まりませんでした。
何で年を取ってこんなに苦労をしないといけないんだろう、、、
私の両親が、何を悪い事をしたんだろう。
よくわかりませんが、悲しくて泣けてきました、、、
父の話しを聞きあっという間に時間が経ち、帰る時間になりました。
私が飼える時間になっても、母は起きなかったのでそのまま帰りました。
帰りの新幹線の中で、涙が止まりませんでした。
もし私に借金がなかったら、もっと実家を助けてあげる事が出来たのかもしれない、、
とにかく涙がとまりませんでした。